【定期昇給とベースアップの違いについて】Zoom対応の社労士事務所｜ツインシティズ社労士事務所

10月に最低賃金の上昇により、給与が上がった方もいらっしゃるかと思います。

給与の上昇に関しては、定期昇給とベースアップ（ベア）の2種類があります。

今回は、こちらの違いについて説明したいと思います。

 

定期昇給というのは、上の図で言えば賃金カーブに変更はなく、本人の行政期によって給与が上がることを言います。

それに対して、ベースアップは賃金カーブそのものが上昇することを言います。

つまり、同じ等級でも賃金が上がることを指します。

 

労働組合のある会社では、春闘でベースアップを求めるようにしていますが、これは上の図で言うと賃金カーブを上昇させてほしいという要求を指しています。

ベアゼロになることもありますが、これは上図の賃金カーブが上がらないママになるということです。

 

今回の最低賃金引き上げで全体の給与体系を上げる場合は、ベースアップに該当します。

今年の最低賃金はかなり急激に上がったこともあって、対応に苦慮している会社もあるかと思います。

とはいえ、最低賃金に対応しないことには、法律違反ということで労働者が労働基準監督署に申告した場合は是正勧告を受けることになるでしょう。

 

まずは、自社で適応させるべき最低賃金を確認したうえで、その額に対応させるようにしましょう。